福岡県久留米市にあるまさあき耳鼻咽喉科と美容のクリニックです。
当院でできるアレルギー性鼻炎の治療についてお知らせします。
・レーザー治療(保険診療)
・舌下免疫療法(保険診療)
・ボトックス(ボツリヌストキシン)治療(自由診療)
〇レーザー治療
施行は局所麻酔下におこないます。
しっかりと鼻の中は麻酔液が付いたガーゼで麻酔しますので、痛みはそれほどありません。
鼻内には,気流を整流する下鼻甲介という棚状の構造物がありますが、それがアレルギー反応の首座の部位であるためそれをレーザーで焼灼します。
鼻汁がへり、また瘢痕形成により下鼻甲介容積が減少するため鼻閉にも効果があります
術中術後ともに出血および疼痛は極軽微であり,所要時間は両側で15分程度と短時間です。
術後にかさぶたや粘膜の腫れにて鼻閉をきたすこともありますが,1~2週間で改善します.
効果に応じて数週間後に再度同様に施術し複数回照射をすることもあります.
〇舌下免疫療法
スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。
アレルゲン免疫療法とは、アレルギーの原因物質を少しずつ投与していくことによってアレルギーを起こしにくい体にしていく治療法です。
アレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が行われていましたが、近年では治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。
「舌下免疫療法」は、スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と確定診断された患者さんが治療を受けることができます。
1日1回、少量の治療薬から服用をはじめ、その後決められた一定量を数年間にわたり継続して服用します。
長期にわたり、正しく治療が行われると、アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえる効果が期待できます。
症状が完全におさえられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます。
〇ボトックス治療(自由診療になりますので自費での治療となります。なお保険診療と同時に施術を受けることはできません)
ボツリヌス毒素はボツリヌス菌によって生成される外毒素です。シナプス前神経終末からのアセチルコリンの放出を阻害することで、神経筋と神経腺の接合部における信号伝達を妨害します。毒素の鼻炎症状に対する効果については、多くの論文が発表されており、鼻腔内ボツリヌス毒素A投与は、鼻の粘膜の神経に作用することにより、鼻汁など鼻炎患者の鼻炎症状を軽減し、効果が長く続く安全で効果的な治療法です。特に他の標準的な治療で効果がなかった患者様への有力な選択肢となります。当院では鼻腔内への滴下の他に、より効果的な粘膜への局所注射治療も行っています。
料金 滴下法 9900円 局所注射 16500円
リスク
注射による出血、痛み。
まれに腫れ、感染症状、かゆみ、疼痛、発疹、頭痛、アレルギー症状などが出現することがあります。
繰り返していると、稀に耐性が生じ、効果が出なくなることがあります。
脱力感、筋力低下、めまい、視力低下が現れることが稀にあります。